医療法人仁泉会では石巻市からの委託を受け、平成24年度から継続して仮設住宅や民間賃貸住宅に入居されている被災者、在宅被災者の生活相談やこころのケアを保健師、看護師、精神保健福祉士の3名体制にて行っております。
2012年4月 |
仁泉会 石巻事務所 開設 被災者対策保健活動支援事業 及び被災者相談支援事業の受託 (保健師1名、看護師1名、精神保健福祉士1名の3名体制) 被災された方々を訪問、生活相談、心のケアを行っております |
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2012年10月 |
石巻市健康・生活復興フォーラムへの参加 タイトル「みなし仮設住宅の現状」で今後の課題等の発表 |
2013年4月 | 被災者対策保健活動支援事業の継続受託 (保健師1名、看護師1名、精神保健福祉士1名の3名体制) 昨年度の被災者対策保健活動支援事業 及び被災者相談支援事業が一本化 |
2013年5月 | 仁泉会 石巻事務所 移転 |
支援事業についての活動をご報告いたします。
被災地では多くの生命が犠牲になり、とても大切なものを数多く失いました。大自然の前に人間の力がいかに無力であるかも思い知らされました。あらためて亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
大切な宝物を亡くした方のこころとからだの健康悪化は思いのほか著しく、「今、何かしなければ、いつやるのか」という想いを胸に私たち3名の支援活動は始まりました。
3名の役割はそれぞれ違います。精神保健福祉士は、地域住民の皆様のもとを訪問し生活相談や心の健康相談を行い、必要があれば地域の医療機関へつなぐお手伝いをしています。また、保健師や看護師は、仮設住宅を中心に健康調査や健診業務、訪問支援員のフォローを行っております。
震災から2年以上が経ち、被災者の方々の抱える悩みも変わってきております。震災直後は、震災そのもののショックによる不眠や気分の落ち込みの相談が多くありましたが、現在は、将来や生活そのものへの不安と問題が深刻化していると感じます。
その背景の1つとしては、住宅が整備され仮設住宅から復興住宅への住み替えが今後ますます進んでいきますが、今まで培ってきたコミュニティやご近所付き合いがリセットされることへの不安があると思われます。
医療や福祉に携わる者として、またエスジーグループで働くひとりとして、被災された方々が元気な心と身体を取り戻せるように、『今ひとたび、また』という理念を胸に今後も石巻事務所での活動を継続していく所存です。
皆様のより一層のご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
医療法人仁泉会 石巻事務所
所長 渡部 哲也
「医療」をベースとして「予防」から「介護」まで、あらゆる場面において包括的に支援できる体制を構築、サービス提供に努めております。
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